節約を意識して生活している中で、「誰かからもらう」という選択肢をもっと積極的に活用しても良いのでは、と考えています。シングルマザーとして生活をやりくりする中で、自分に余裕がないときはもちろんですが、資源を循環させる意味でも非常に有効です。このブログでは、「誰かからもらう」ことの良さや実践例、注意点についてお話しします。
「もらう」のハードルを下げよう
多くの人は、誰かから物をもらうことに対して遠慮や抵抗を感じるかもしれません。しかし、それを当たり前にできるようになると、生活の負担が驚くほど軽減されます。実際に、次のような場面で「もらう」が活躍しました。
- 子ども服
特に子どもの洋服はサイズアウトが早く、すぐに不要になります。知人や地域のイベントでいただいたお下がりは、コストを大幅に削減してくれました。実際、私自身も「ほとんど子ども服を買っていない」というほど、知人からの支援に助けられています。 - 家電や家具
冷蔵庫やベッドなど、大型のものは買い替えのタイミングで「まだ使えるけど、いらない」となるケースが多いです。私もSNSでの募集や知人との会話から、必要なものを譲ってもらうことができました。電化製品はみなさん新しいものがお好きなようで、ラクマやメルカリを探せば、低価格でかなり出てきます。ジモティもいいですね。ただ、電化製品を無料で出している人はなかなかいません。笑 私はまだまだ使えるけど、いらなくなった冷蔵庫(小さすぎて、非常に使い勝手が悪かった…)をジモティで無料で出したことがありますが、無料であることから逆に怪しまれました。 - 食材や生活用品
近所の方からいただいた野菜や、友人からの余った日用品もありがたい存在です。特に、季節の果物や家庭菜園で作られたものは、新鮮で子どもにも安心して食べさせられます。
もらうことのメリット
1. 経済的負担を軽減できる
当然ながら、物をもらうことで購入費用がゼロになります。これにより、限られた収入の中で貯金や投資に回せる余裕が生まれます。
2. 物を無駄にしない
捨てられるはずだった物が新しい持ち主のもとで再利用されることで、環境にも優しい選択となります。今までここを自分の中の言い訳にして、知り合いから服などをもらっていた節があるのですが、環境に良いことは間違いないので、わざわざ後ろめたい気持ちを抱く必要はないと思いました。
3. コミュニティのつながりを強化
「これをもらったら何かお返ししなければ」と思う人もいるかもしれませんが、それは次の機会に自分が誰かに何かを譲ることで十分です。こうした物のやり取りを通じて、地域や友人間のつながりが深まります。私も「もらったら、すぐにお返しを!」と思いがちなのですが、「社会的交換」という概念を知ってからは、すぐじゃないほうが逆に良いのかなと思ったり、社会の中でギブをぐるぐる回せばよいのかなと思ったりしています。
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社会的交換の主な特徴
・人と人との関わりは、それぞれが有している資源の交換とみることができ、同僚を手伝うなどの行為もこの理論で説明できる。
・交換の対象は、財貨やサービス(財)に限られる経済学の考えとは異なり、非物質的な対象や精神的な対象も含まれる。
・授受の相手が同一であるだけでなく、授受の相手が異なっても交換に含まれる。
実践のコツ
1. 声をかけてみる
周囲に「これが必要です」と言うことで、意外とすぐに解決する場合があります。例えば、「サイズアウトした80サイズの子ども服ある?」「小さなテーブルを探している」など具体的に伝えると、反応を得やすいです。
2. SNSや地域の掲示板を活用
地域の掲示板などで「もらいたい・譲りたい」の投稿をチェックしましょう。私はジモティを活用していますが、なにか他のよいアプリがあれば教えてください! ちなみに、地域のイベントも活用必須です!「お下がり市」など。
3. 感謝の気持ちを忘れずに
もらうときには、しっかりと感謝を伝えましょう。そして、自分が不要になった物があるときは、誰かに譲ることで恩返しをする気持ちを持つことが大切です。物をもらうだけのテイカー(taker)になってはダメ!(テイカーとは:人間関係において、常に多くを受け取ろうと行動し、自分の利益を優先する人)
注意点
- 本当に必要か確認する
もらえるからといって安易に受け取ると、物が増えてしまい管理が大変になります。必要性をしっかり考えてから判断しましょう。 - 状態を確認する
中古品の場合、衛生面や安全性を確認することが重要です。特に子ども用品や食品の場合は注意が必要です。
「もらう」を当たり前に
節約というと、我慢や削減ばかりが注目されがちですが、「もらう」を積極的に活用することで、豊かさを感じながらお金を節約することが可能です。また、この考え方は物を循環させるエコな生活にもつながります。「もらう」を当たり前にしたら、「あげる」も当たり前になると良いですね。もちろん物は消耗していくので、すべてがそうできないという理解は前提です。
「もらう」ことに慣れていない人は、最初は少し勇気が必要かもしれませんが、一度試してみればその便利さに驚くはずです。誰かからもらった物で日々の生活が支えられていると感じたとき、節約の楽しさも増してくるはずです!
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