家を出る
親に理解してもらおうとは思ってなかったので、
攻撃しかされない環境に耐えられず、家を出た。
そうなることも予測はしていたので、もともと家は出るつもりでいた。
お風呂はないけど、トイレと部屋がある寝泊まりできるところで、
一人でそこにしばらくいた。
つわりが酷くて、肉体的に弱っていった。
つわりは精神的な面も影響されるとネットで読んだけど、
精神面ではかなりきてたから、それも影響してたかもしれない。
びっくりするくらいゲーゲー吐いていた。
諦めきれない親
父親から何度も電話がかかってきた。
しばらくして電話をとったら、
一緒に病院に行こうという内容だった。
私が家を出てからも、
一途に堕ろしてほしいと願う両親の姿が目に浮かんで、
心が鉛のように重たくなった。
また、驚いたことに、親だけで私が行っている病院に行ったらしい。
先生に相談しに行ったとか。
病院では本人がいないとどうにもならないと言われたと。
そりゃそうだよなー…
普段出不精な親が少し遠くの病院まで行くとは、
本気で私に子どもを産んでほしくないんだなあと感じてた。
話し合い
数日して、両親に話し合いたいと言われたので、
家に戻った。
「話し合い」は、「話し合い」になるはずもなく。
私は、産むつもりで計画してきたのだから、
私には産む以外の選択肢はない。
親は、産んでほしくないから、それしか言ってこない。
この平行線はどうやっても交わらない。
それは「話し合い」じゃないんですよ。
何時間もいろんな言葉で攻撃されていた。
ただ、攻撃したとろで、あちらも気が済むわけでもなく。
何も解決されないから、永遠と言いたいことが並べられるだけ。
こんな娘とは一緒に住めない。と母は何度か言った。
もともと出ていくつもりだったから、出ていくよと答えると、
近所の人の目に入らないところに引っ越してくれと。
他県に行ってくれって。それも遠くの。
そしたら、仕事で出ていったって言えるし、
そっちで結婚したって言っておけるからって。
誰かと結婚したことにしよう
親戚の○○と結婚したということにしようか。と父は提案した。
もう意味がわからない。
そんなに「結婚」ということが大事なのか。
そんなに世間体が大事なのか。
誰に見栄をはっているんだろう。
親は私の考えを理解できないし、
私は親の視点を考える余裕がなくなっていた。
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