昨日YouTubeを見ていたら、ハッとする言葉に出会ったので、共有したいと思います。
他の記事でも「人に頼ることの大切さ」とか書いているわりには、まだまだ私は一人で抱え込みがちな体質があるようです。悩み事など考え始めると、そこに集中しすぎてしまうのも改善したいところ。
選択的シングルマザーとして子育てをしていると、「自分がしっかりしなきゃ」「全部自分でやらなきゃ」と思い込んでしまいがち。でも、本当にそうでしょうか? 実は、人に頼ることは決して「甘え」ではなく、むしろ子どもにとっても自分にとってもプラスになることばかりです(頭ではわかっている…!汗)。今回は、選択的シングルマザーが人に頼るべき3つの理由について考えました。
①「自立」とは、自分ひとりで立つことじゃない
新R25のYouTubeチャンネルで、タレントのつるの剛士さんが”「夫婦崩壊の危機」を経て気づいた育児の本質”(2024年3月25日公開)という動画のなかで自立について語っていました。
「自立とは、みんなで依存し合って生きていることに気づくこと」という言葉。ハッとさせられました。本当に。
私たちは「自立=すべてを自分でやること」と思いがち(少なくとも私はそう思っていた)ですが、実際には社会の中で誰かと支え合いながら生きています。
依存していると気づいていないだけなのです。たとえば、行政のサポート、地域のコミュニティなど、いろんな人の力を実はすでに借りています。
その中で、自分が意識して家族や友達、知人に頼るというのはあるでしょう。そういった人間関係においても、明確に「依頼する」「お願いする」をしていなくても、何かしら依存しているということを改めて認識させられました。
人に頼ることを覚えると、「あ、私、ひとりじゃないんだ」と実感できます。そうすると気持ちがぐっと楽になるし、「人に頼ってばかりで…涙」「もっと独り立ちしなきゃ…涙」という自己嫌悪から開放されます。
「誰かに頼ることができる力」こそ、本当の意味での自立なのだなと思いました。
②「全部自分でやる」なんて逆におこがましい
子育て、仕事、家事……すべてを自分ひとりで完璧にこなそうとするのは、正直ムリがあります。なぜなら、疲れちゃうから。笑
いや、疲れなかったらいいんですよ。すごいショートスリーパーとかで、1日3時間寝たらあとはずっと動き回れるとかだったら、すごい時間を使えますよね。
ただ、私には無理…汗 7時間は寝たいし、仕事も8時間ある。残りの時間で育児と家事… ぴぎゃー。壊
そこで、「全部自分でやる」って考えは逆におこがましいのでは?と考えてみましょう。笑 私たちはもうすでに専門家の力を当たり前に借りている部分があります。
例えば、子どもが病気になったとき。医師や看護師の知識を借りることで、適切な治療を受けさせることができます。
家の修理が必要なときは、プロに頼んだほうが安全に直ります。
それと同じで、日々の子育ても「全部自分でやる」ことがベストではないのではないかと考えました。
選択的シングルマザーになると決めたからには、「自分でなんとかしなくちゃ!」と思ってしまい、その責任の重さから「私はひとりで子育てしている」と思いがちですが、実は保育士さんや学校の先生、ご近所の人たち、友人など、すでに多くの人の手を借りています。「人の力を借りることは当然のこと」と考えられるようになると、気持ちがグッと楽になるはずです!(自分に言い聞かせている。笑)
③ いろんな人とつながっている環境のほうが、子どもにとってプラスになる
そもそもですが、社会には私のような人間だけではありません。私だけで子どもを囲ってしまうのはよろしくないでしょう。子どもは、たくさんの大人と関わることで社会を学びます。親以外の大人と接することで、多様な価値観に触れたり、違う視点からのアドバイスをもらったりすることができます。
シングルマザー家庭では、母親と子どもが「二人だけの世界」になりがちですが、それは必ずしも良いことではありません。おじいちゃん・おばあちゃん、親戚、先生、習い事の先生、近所の人……さまざまな大人と接することで、子どもは「社会の中で生きる力」を身につけることができます。
また、母親自身も、子どもがいろんな人と関わることで息抜きができます。例えば、保育園や幼稚園に預けることで自分の時間が持てたり、祖父母が子どもを見てくれる間にリフレッシュできたり。子どもにとっても、母親が笑顔でいることが一番の安心材料になるので、こういう「頼れる関係」を作ることはとても大切です。
余談ですが、「二人だけの世界」は個人的には好きです。居心地が良いし、子どもも自分と同じ価値観で生きてくれる。でも、多分それはあまり良くないことだと思います。子どもが保育園や別のコミュニティで、私の知らない、時には私が受け入れがたい価値観や考えを持ち込んだ時、内心「なんじゃそれ」と否定したい気持ちを抑え(笑)、子どものその言動を観察するようにしています。
まとめ:「頼ること」は「自立すること」につながる
選択的シングルマザーだからこそ、最初から(妊娠から…!)「自分ひとりでなんとかしなきゃ」と思いがち。でも、人に頼ることは甘えではなく、むしろ「自立」につながる行為です。
✔ 自立とは、みんなで支え合って生きていることと気づけること
✔ 全部自分でやるなんて逆におこがましい
✔ 子どもにも、いろんな大人とつながれる環境をつくることが大切
まずは、「ちょっとお願い!」と気軽に頼ってみることから始めてみませんか? それが、子どもにとっても、自分にとっても、より良い環境作りになると思っています。
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